TOP

  • グルテンフリーの効果と落とし穴

    グルテンとは、小麦、大麦、ライ麦に含まれるタンパク質をいいます。
    水を加えてこねると弾力性と粘着性を持つ性質があり、このグルテンがパンやお菓子のモチモチとした食感やフワフワとした食感を生み出しています。
    実はグルテンを摂取することにより小腸の炎症性症状を発症する人もいるそうです。
    また、セリアック病と呼ばれる慢性消化器疾患を抱える人の体内ではグルテンが免疫反応を増幅させて
    小腸にダメージを与え、深刻な胃腸障害と栄養欠乏を引き起こすこともあるそうです。
    この状態を放っておくと、腸がんだけでなく、不妊や骨粗しょう症などの合併症につながることもあるのだとか。。
    そこで生まれたのがグルテンを含まない食事法としてグルテンフリーが流行り始めました。
    グルテンフリーの効果としては皆さんもご存知かと思いますが、小麦粉をカットすることでダイエット効果、和食中心の食事になり甘いものや油っぽいも減り、肌への刺激物も減ります。
    グルテンは腸への影響を及ぼすことからグルテンを控えることでお通じ改善されたりもします。
    グルテンフリーは良いこと続き。。と思っている方が多いと思いますが、
    実は大きな落とし穴があります。

    グルテンフリーの生活は、全粒パンなど食物繊維豊富な小麦製品がカットされてしまうため
    食物繊維、カルシウム、鉄分などの栄養素が不足してしまいます。
    ですので、医学的な理由がないのにグルテンフリーを選ぶのは危険が伴います。
    もともとは小麦アレルギーやセリアック症の人の為の食事法です。
    ダイエット目的でされても人により効果が違いますので必要な栄養素が摂れているか確認をしてください。

    グルテンが含まれる小麦は、悪者扱いされてしまうことも多いですが、
    大切な栄養素も多く含まれています。
    グルテンに弱い体質の人もヘルシーな食生活が送りたいだけの人も、
    グルテンフリーの生活を送るなら、必須不可欠な栄養素が全部摂れているかどうか
    確認しながらおこないましょう。
    サラダにフルーツや豆類を加えたり、夕食で摂る野菜の量を増やしたりしてみるところから始めてみては?

  • 低炭水化物食とは?

    ごはんやパンなどにも含まれている、大変馴染みのある炭水化物ですが、
    低炭水化物という言葉をご存知でしょうか。
    糖質制限食とも言われ、ダイエットで耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、
    実は治療の一つとして生まれた食事療法に使われるそうです。

    治療によって次の効果が得られるとされています。

    1.食後に血糖値がほとんど上がらないため、糖尿病を食事で治療できる。
    2.体重が減る。
    3.中性脂肪を下げられる。
    4.HDL-コレステロール(善玉)が少し上昇する。

    しかし、自己流で実践することは危険です。
    一般論として低炭水化物食は、糖尿病や肥満によく適合し、うまく使えば
    高血圧・脂質異常症にも適用できる栄養療法ですが、下記のようなデメリットも
    報告されているそうです。

    ・一年以上の長期間続けるとLDL-コレステロール(悪玉コレステロール)の値が上昇し、
     糖尿病における動脈硬化のリスク因子となる。
    ・低炭水化物食を実行すると、動物性タンパク質の摂取割合が増加するという結果があるが、
     動物性タンパク質の摂取が増えると死亡率が高くなる。
    ・食べ物から摂取できなくなった糖を作り出すために、体内に蓄えられた脂肪が減るメリットがある が、同様にアミノ酸も使われてしまい、筋肉量が減少する。

    上記を見ると、ものすごく危険な食事療法と捉えてしまうかもしれませんが、
    低炭水化物食はここ数年で注目され始めたもので、細かな弱点や利点は世界的にもまだ確立されていない状況です。
    持病をお持ちの方や過去に大きな病気を経験された方など、各個人の健康状態によっても注意すべき点が異なりますので医師や管理栄養士などへの相談を行い、正しい知識のもとで実践することをお勧めします。

  • オートミールで健康生活

    スーパーやドラッグストアでよく見かけるようになったオートミール。
    体によさそうだけど、実際どんな影響があるのかわからないといった方も多いのではないでしょうか。
    今回はオートミールの持った栄養やどのように取り入れたらいいのか、詳しく説明していきたいと思います。

    ●オートミールとは
    オーツ麦の殻の形が燕(つばめ)の姿に似ていることから燕麦(えんばく)、
    又は地域によってはカラス麦などとも呼ばれています。
    オーツ麦を蒸す、挽き割る、ローラーで平たく伸ばすなどの加工を施し、調理しやすくなっています。
    オートミールは精白を行なわず、外皮を残したまま加工されるために栄養が豊富で、
    最近では安全で健康的な離乳食、美容やダイエット食として注目されています。

    ●食物繊維の豊富さ
    オートミールは、植物性たんぱく質が精白米の約2倍ともいわれ、日本人に不足しがちなカルシウムや
    鉄分といったミネラルも多く含まれています。また、ビタミンB1や抗酸化作用のあるビタミンEなどの
    ビタミンも豊富です。なかでも食物繊維は精白米の約20倍、玄米の約3.5倍もの量が含まれています。
    オートミールの食物繊維の特徴は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維をバランスよく含み、効果的に体に作用することです。

    ●オートミールの摂取方法
    食物繊維も豊富なことから、健康食材としてオートミールを使った料理が増えてきています。
    レシピも多くでており、ヘルシーなパン、お菓子やデザート作りに、栄養バランスに優れているオートミールが活躍しています。
    オートミールは保水性が高く、しっとりしたオートミールクッキーや、吸油率が低いため、
    カロリー控えめの揚げ物の衣としても使用されています。

    このようにオートミールはローカロリーで栄養価も高く、少量で満腹感も得られる為ダイエット目的で使用される方も多いです。
    しかし、摂取量が多いとオートミールに含まれる食物繊維によってお腹を下してしまう可能性がありますので、適度に摂ることをお勧めします。

  • 酵素とは

    ●酵素とは。。
    ダイエット関係でよく耳にするようになった酵素ですが、
    酵素は人間はもちろん、すべての生き物に必要不可欠な物質です。
    私達生き物の体の中では、いろいろな化学反応が起こっています。
    その化学反応を引き起こす、あるいはスムーズに促進するための「触媒」が酵素です。
    食べたものを「消化」「吸収」「代謝」するのに酵素は欠かせません。
    私たち人間が体内に持つ酵素は、なんと、5,000種類以上もあります。
    酵素の構成要素はタンパク質です。
    タンパク質の性質から加熱によって変性してしまい、酵素は効果を失ってしまいます。

    ●酵素の種類
    酵素の種類には、大きく分けて「体内酵素」と「体外酵素」の2つがあります。
    人の体にもともとある「体内酵素」には「消化酵素」と「代謝酵素」があります。
    外部から食べ物として取り込む「体外酵素」には「食物酵素」があります。

    ●酵素の効果
    酵素は、食べ物を分解し、栄養を細胞レベルまで運ぶ働きがあります。
    そのため、胃や腸などの消化器官に深く関係しています。
    体内に酵素が十分あれば、消化・吸収がスムーズになります。
    そのため、消化による胃腸への負担が減り、腸内環境を整えるため便秘が解消できます。
    便秘が解消できれば、不要な老廃物や毒素を排出することができます。
    体内の酵素や腸内の善玉菌を増やすことができ、肌荒れを防いだり美肌効果が期待できます。

    生き物の新陳代謝に欠かせないのが酵素と言われています。
    新陳代謝がスムーズに行われないと、老廃物が細胞に溜まり、疲れやすくなります。
    酵素の活性化によって代謝がスムーズに行われ、老廃物や疲労物質などが排出されます。

  • スーパーフードとは

    昨今、健康志向の人が増えてきているようです。
    皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
    今や当たり前のようにスーパーフードを日常の食生活に取り入れている方もいるでしょう。
    そこでスーパーフートとは何か、種類や効果に触れていきたいと思います。

    ●スーパーフードの始まり
    始まりは1980年代頃のアメリカやカナダで、食事療法を研究する医師や専門家の間で、
    有効成分を突出して多く含む食品に対して「スーパーフード」という言葉が使われたのが始まりだそうです。

    ●スーパーフードの定義
    スーパーフードとは栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること、
    あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であることを指し、
    料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもっている食品のことです。

    ●種類は?
    種類が豊富でその数は多くあるのですが、その中から代表的なものをご紹介します。

    ・スピルリナ ・マカ ・クコの実(ゴジベリー) ・カカオ
    ・チアシード ・ココナッツ ・アサイー ・カムカム
    ・ブロッコリースーパースプラウト ・麻の実(ヘンプ)

    ●スーパーフードの栄養効果は?
    栄養素が多くある中で美容に期待できる効果もあります。
    まず水分を多く吸収するため満腹感を得られて食べすぎの防止から減量につながること、
    食物繊維が水溶性も不溶性も含まれており、腸内の善玉菌のエサとなることで
    お通じの改善から美肌効果も期待できます。

タイトルとURLをコピーしました